2006・4月のメニュー
 フランスの食文化の中で、長い歴史を誇るのが『シャルキュトリー』や『トレトゥール』。
 「シャルキュトリー」とは、シェールキュイットChair cuite(加熱した肉)に語源を発する食肉加工製品を
さすフランス語。古代ローマから存在したほどの古い職業で、広義にはハムやチリーヌ、パテやソーセージなどを
「自家製」で作り、テイクアウトで売るお惣菜を扱うお店の総称。
 また「トレトゥール」は、別名“移動するレストラン”ともいわれ、今でいうケークリングのようなもので、
フランスのパーティーでの社交の歴史に深く関わり、現在の高級惣菜の発展のもとになったとか。
どちらもフランス人の食の土台を支える、庶民の生活に欠かせない存在になっています。
 この伝統の料理を作る職人は、レストランの料理人(キュイジニエ)とは完全に区別され「シヤルキュティエ」と呼ぶ
専門職として確立し、独自の技術と知識が必要となってきます。(日本の惣菜とは少々違うような気も‥)
 4月のテーマ『ピクニックメニュー』
そんな手作り惣菜を、お気に入りのバスケットにたっぷり詰めて、心地よい春風とともに野山の息吹を体いっぱい
浴びながら、春の穏やかな陽射しの下で、こころもおなかもたっぷりと満足させましょう・・・・
MENU

Pate de campagne
_____パテ ド カンパーニュ(田舎風パテ)_____

 さまざまな惣菜料理が並ぶ「シャルキュトリー」。なかでも、もっとも古くポピュラーなのが「田舎風のパテ」。
ビストロやプラッスリーでも定番の料理です。一昨年(2004・4月)の教室で学んだ「基本のパテ」と共通点があり
ますが、前回の作り方はなめらかで繊細な仕上がりのレストラン風。今回は田舎風と名のつくとおり素朴な仕上
がりですが、食べるほどに奥行のある味わいをお楽しみ下さい。
 ポイントはあまり練りすぎないこと。肉はよく練ると粘りが出て口当たりがハムのようにきめ細かくなってしまいます
仕上げの段階で重石もしません。ホロホロとくずれるような食感が『田舎風』のいいところ。

前菜としてワインの供はもちろん、朝食にもピッタリ!パケットなどにたっぷりの野菜と共に挟めばちょっとお洒
落なフレンチサンドイッチに早変り。



Beignet
________________ベーニエ(フリッター)______________

 『ベーニエ』とはフランス語で衣を付けて揚げた料理の事。日本の「天ぷら」のようですが、衣に大きな違いが‥・
べ−ニュ生地は色々な配合があります。ベーキングパウダーやイーストを使う物もありますが、今回は簡単で風味
豊かに仕上がるようにビールを使い、泡立てた卵白と合わせます。揚げる材料もほとんどの食材が使えます。
砂糖を加えた生地ではフルーツにも合うので、お子様のおやつにも喜ばれます。
お惣菜として作り置きするなら、水分気の少ない食材を選ぶといいでしょう。



Tarte Fromage
____________________チーズのタルト___________________

 今回のタルトは、簡単で、わりと日持ちがするタイプにしました。
しっとりスフレタイプやクリーミーなものもいいけれ ど、穏やかな陽射しの中で頬張るには、こんなスタイルが一番!
お気に入りの形にラッピングすればちょっとしたプレゼントにも …



2006年4月のお料理教室

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